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December 2019

India インド

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2019/12/21

 今日はアグラに向かう。タージ・マハルがメインです。とても楽しみです。

7時過ぎに出発。バスで4時間かかる予定。途中高速に乗ってから霧が尋常じゃない。10m先も見えないほどだ。まだインドに来てからまともに太陽を見てない。これは季節的なもので、毎年とのこと。ただし、今年は例年より早いらしい。

高速の途中からインターネットが利用できなくなった。ランチの場所にあった新聞によると地域全体でインターネットを止めているらしい。あとでガイドさんに確認すると偉い政治家の発言があり、その情報統制のためらしいです。日本じゃ考えられないですね。

ランチは中華とのことですが、完全にインド料理でした。日本の中華も日本人向けに進化していますが、インドの中華も同様なようです。

ランチのあとは、一番の目玉のタージ・マハルです。タージ・マハルへは一旦バスを降り、トゥクトゥク(もしくは歩き)に乗り換えないといけません。トゥクトゥクを降りた場所からさらに数百メートル歩くとタージ・マハルの入り口です。かなりセキュリティは厳しくカメラと財布以外はほぼ駄目ということです。赤のゲートを過ぎるといよいよタージ・マハルです。不思議と太陽が出てきて気温も一気に上がります。目の前に入って来た時は感動ですね。こんな建物をよく作ったなと思います。総大理石で、彫刻の一つ一つも削った上で宝石や違う色の石を埋め込んでいます。川沿いに建てられており、本来はその川向こうに黒のタージ・マハル建設計画もあったようです。王様は息子に幽閉され実現できませんでした。財政破綻しかねないこの計画を防いだのは良いことなのか、インドの人でも意見は分かれるようです。ガイドさんの話を聞く限り、タージ・マハルを建てた王様はかなり慕われているようです。

その次に王宮であるアグラ宮に。シャトルバスで10分ほどです。

アグラ城はタージ・マハルを建てた王様が住んでいた王宮で歴史的価値はこちらの方が高そうです。ハーレムなどもあり、贅の限りをつくした感じです。今でも政府の機能がこのアグラ宮の中にあり、見学できるところは限られていました。

その後、大理石やカシミヤなどのお店に寄りホテルに到着。

オプションでタージ・マハルを建てた王様とその妃の劇を見ました。劇を見る限りはダメ王様感を醸し出していますが、悪い印象は持たないような脚本になっていました。

2019/12/22

 朝早く出発し、デリーに戻ります。ついにお腹を壊しました。

来る時は霧で解らなかったのだが、高速沿いに結構たくさん高層マンションがある建っている。ただ、結構な確率でゴーストタウン化している。建てる前にお金を集めたのだが、インフレでお金が足りなくなったらしい。

デリーに戻って最初はフマユーン廟へ。二代目皇帝のお墓だが、タージ・マハルのモデルになったとのことです。歴史的価値はこちらの方が高いらしい。

その後、デリーの紅茶屋で買い物をして昼食。インドカレーですが、さすがに食べられませんでした。

最後の観光地はクトゥブ・ミナールへ。13-14世期頃に作られた塔。同じ敷地には4世期に建てられた鉄柱もあり、歴史と技術力の高さが伺える。

空港に戻り、夜行で無事成田に戻りました。

​インド総括

  • 天候について:気候は思ったより寒かった。日本は暖冬だが、それよりも寒かった。特に冬に来る人は要注意である。私は油断しており、厚手の服を日本に置いてきてしまい後悔した。そしてバスなどの公共交通機関にエアコンなど無い。一瞬体を温めるような場所は無いのも要注意だ。

  • お腹を壊す件について:インドに来るとお腹を壊すというのはよく聞く話だが、若干想像と違う壊し方だった。インドのカレーは想像以上に殺菌作用が強い。抗生物質を摂取しているようだ。僕の場合は腸内フローラが完全に崩壊した様子だった。インドから戻った後、腸内が元に戻るのに二週間くらいかかった(実は昨年入院時に同様の症状に見舞われており、こういうことだと納得した)。日本に戻ってインド人の同僚と話をした際に、水の悪い場所は殺菌作用の強い食事を食べるとのこと。そして食後には必ずヨーグルトを食すとのことでした。

  • インフラついて:ニューデリーは大都会であるが、まだまだ開発の余地は大きくあり、土地ももっと有効活用できる。高いビルは少ないし、都心なのに放棄地みたいなものも目立つ。インフラはまずは上下水道の普及が重要だろう。立ちションを未だによく見かけるし、トイレも普及率がまだまだらしい。これは建物の新陳代謝や人々の意識改革とともに解決されるだろう。交通インフラについては、鉄道は思ったより網が整備されている。でもまだまだバイクなどの利用の方が多い。

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