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September 2022

Okunoto 奥能登

今年の夏休みをどう過ごすかを悩んでいた中、奥能登が目に止まりました。

特に、普段自動車を運転しない自分としては行きにくい場所が目白押しのこのツアーが魅力的に映りました。ということで今回もツアーです。

2022/9/17

朝一の電車で東京駅に向かい、8:30の新幹線で富山駅へ。生まれて初めての富山駅です。もっとゆっくりしたかったのですが、すぐにバスで昼食介助湯である「きっときと市場」へ。

「きっときと市場」には富山の名産品や土地のものが食べれるレストランがいくつもあります。ここでは富山の名物である「ホタルイカ」「白エビ」「氷見うどん」「地元の刺身」が含まれるランチをいただきました。ちょうどこの日は近くにある新湊大橋を通行止めにしてウォーキング大会が実施されていました。時間が許せば参加したいところですが、ツアーだとできないですね。

その後は海岸線を北に向かい、「天晴海岸」へ。日本有数の景観地らしいですが、存在は知りませんでした。個人的にはここまでの道の景観がとてもよく、サイクリングロードとしても整備されているようで、一度走ってみたいと感じました。天気も良く観光客も大勢いました。遠くにうっすらと立山連峰を望む事ができました。

そこからはしばらくドライブで能登半島の反対側まで出ます。一瞬だけ「千里浜なぎさドライブウェイ」を走ります。日本で唯一、車で海岸線を走れる浜です。そこを大きなバスが走り、一段高いところから見る景色はとても気持ちよかったです。

そこから「喜多家」「平家」という歴史のある家を訪問して、本日のお宿へ到着となりました。

宿と食事が良いのもツアーのメリットですね。夕食はホテルで会席料理をいただいたのですが、ここでも「ホタルイカ」「ノドグロ」「能登牛」「能登ふぐ」などの土地のものをいただきました。

2022/9/18

今日は奥能登を一周します。まずは「輪島」に向かいます。輪島塗りの輪島です。あとは日本三大朝市の一つとして有名らしく、朝市でいくつか買い物をしました。何よりも欲しかったのは「フグの卵巣糠漬け」です。お土産で輪島塗りの箸もいただきました。自由時間で近くにあった「キリコ会館」に。キリコとは能登でお祭りの時に利用されている山車で、大きな灯篭を乗せています。その博物館が近くにあり、ちょっと寄り道しました。ここが結構見応えがあり、本当はゆっくりして解説とかも聞きたかったのですが、軽く一周して後にしました。

輪島の後は能登半島の北側を海岸線に沿って走ります。最初のストップは「白米千枚田」です。この景色は有名で一度は訪れたいと思っていた場所でした。ちょうど稲刈りの時期で、大勢のボランティアの方々が稲刈りに勤しんでいました。本当は水田に水が張っている景色を見たかったのですが、稲刈りしている景色も活気があってよかったです。

そして次は「すず塩田村」です。日本で唯一、昔ながらの海水をもとに窯で煮詰めて塩を作る方法を受け継いでいる場所です。天気も良かったので、実際に塩を作っている場面も見せてもらえました。もちろん塩を買って帰りました。

途中、昼食でノドグロをいただき、能登半島の先端の「禄剛埼灯台」へ。日本で3番目?に古い近代式灯台らしいです。ちょっとした坂道の上にあり、登り切ったところにちょっとした広場があり、その先端に灯台が建っています。ここの景色も絶景です。近くには景色の良いウォーキングロードがあるとのことで歩くのが好きな私としてはここも次回訪れてみたい場所になりました。次はその近くにある「青の洞窟」へ。ここは正直いまいちでしたね。人も多かったし。

珠洲市では、アートにも力を入れていて芸術祭で作成したものを保存しています。昔の建物などをアート作品に改装しているところもあり、何箇所か立ち寄りました。昔の大邸宅の部屋が丸々アートになっているのはちょっと壮観でしたね。

最後は道の駅「すずなり館」へ。ここは元々本当に列車の駅があった場所です。昔は能登線という路線が走っていたみたいなのですが、2005年に廃線になったようです。その駅の名残がこの道の駅には残されています。ここでは今晩楽しむための日本酒を購入しました。

今晩はホテルでフグ会席です。

2022/9/19

今日が最終日です。海岸線沿いを北に向かいます。途中に志賀原発があります。日本海側に原発がいかに多いかをみた一瞬でした。

海岸線沿いの名所を巡っていきます。福浦から船に乗り「能登金剛」を観光。「巌門」や「日本最古の木造灯台」など、さまざまな岩や名所があります。

次に「總持寺」へ。立派なお寺がここにあるのは初めて知りました。私は横浜市鶴見に住んでいた事があるのですが、その駅前に大きなお寺があることは認識していました。能登にあった本山が火事に遭い、鶴見に移転したようです。なので元々はここが総本山ということになりますね。広い敷地に様々な殿やお堂があり、見応えはバッチリです。中庭からの景色はとても美しい。

ここから南へ下っていきます。「のと鉄道七尾線」の「能登中島駅」へ。ここで数駅だけローカル鉄道に乗ります。個人的にはローカル鉄道大好きなんですよね。なのでこれも楽しみの一つです。ちょうど乗車した列車がアニメ「花咲くいろは」のラッピング列車でした。知らないアニメだったのですが、この鉄道周辺を舞台にしたアニメということです。

和倉温泉駅で降りて再びバスに。道の駅「能登食祭市場」へ。二時間ほどの自由時間があったのですが、私は七尾の街並みの方が興味があったので、七尾駅まで散歩することにしました。やっぱり地方都市感は強いですね。結構お店が閉まっていたのが気になりましたね。駅前には立派な建物もあるのですが、閑散としていました。

そこからさらに南に下り、鋳物の町である高岡市へ。鋳物関連の工場が集まっていた「金屋町」を散策します。その後「高岡大仏」へ。ここでもちょっと自由時間があったので、高岡大仏から高岡駅までのアーケード街を散策します。このアーケード街が立派で、高岡駅周辺のかなり広い範囲で雨に濡れずに歩けるようになっています。ただ、かなりの割合でシャッター街となっており、閑散となっていました。インフラは立派だが、お店が無いような状態です。地方が衰退しているのを目の当たりにしました。あとで聞いたのですが、新高岡駅前に巨大なイオンが出来ており、地元住民がイオンで買い物をするようになっているようです。

そして最後に鋳物会社である「能作」へ。本当に魅力的な鋳物がたくさんありました。個人的には風鈴が引っかかったのですが、よくよく考えてみたらアパートで一人暮らしで使い道は無いですね。

新高岡駅に向かい、新幹線で関東に戻ってきました。

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